30年超運転、申請10月から 規制委が会合、原発新制度

 原子力規制委員会は30日の定例会合で、電力会社が運転開始から30年を超えて原発を運転する場合に必要な審査への申請を、今年10月から受け付けると正式決定した。原発の運転期間を60年超に延長できるよう定めた法改正に伴う対応。関連する審査基準や規則の改正案を示し、一般から意見を公募していた。

 60年超運転を認める法改正に「安全側への改変とは言えない」と反対していた石渡明委員は「(法改正)そのものに反対しており賛成できない」と改めて表明。多数決での決定となった。

 改正原子炉等規制法は2025年6月6日に全面施行すると決定した。

© 一般社団法人共同通信社