8月30日から始まる防災週間に合わせて、千葉県船橋市では、地震による停電で消灯した信号機を燃料電池自動車を使って復旧する訓練が行われました。
船橋市で行われた訓練には、船橋警察署の警察官や、訓練で使用するFCEV=燃料電池自動車を提供したネッツトヨタ千葉の関係者など約20人が参加しました。
訓練は、地震による停電で信号機が消灯したとの想定で行われ、警察官の手信号による交通整理のほか、外部に電気を供給する機能を備えた燃料電池自動車と信号機をコードで繋ぎ、信号機が正常に作動することを確認しました。
県警によりますと、従来は持ち運び可能な発電機を使っていて、車の電源を使って信号機を復旧するのは県内初の取り組みだということです。
船橋警察署の長谷川幸喜交通課長は、「身近にある車を使って信号機を復旧することで、いち早く混乱を解消できる」と話しています。