仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率。
7月は0.99倍で、3か月連続で低下し、1倍を割り込みました。
千葉労働局は、景気の基調判断を下方修正しています。
千葉労働局によりますと、7月の県内の有効求人倍率は0.99倍で前の月を0.02ポイント下回り、3か月連続で低下しました。
2022年9月以来、10か月ぶりに1倍を割り込みました。
全国旅行割などのキャンペーンに伴い宿泊業や飲食業で大量の求人が続いていましたが、ある程度の雇用を確保でき、原材料高による人件費の抑制が見られ始めたのもあって、求人は減ってきているということです。
このため、千葉労働局は県内の景気の基調判断を半年ぶりに見直し、「緩やかに持ち直しているものの動きに弱さがみられる。物価上昇等が雇用に与える影響に留意する必要がある」と下方修正しました。