長谷川初範と三戸なつめが「科捜研の女」で師弟刑事コンビに。玉城裕規は疑惑の男役で怪演

テレビ朝日系連続ドラマ「科捜研の女 season23」(水曜午後8:00)の本日8月30日放送・第3話に、長谷川初範、三戸なつめ、玉城裕規がゲスト出演。長谷川と三戸は“師弟”刑事コンビを演じ、玉城が疑惑の男に扮(ふん)し“怪演”を見せる。

「科捜研の女」は、科学捜査ミステリーの原点にして最高峰に君臨するドラマであり、1999年のスタート以来、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けてきた、歴史ある作品だ。京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした一癖も二癖もある研究員たち、そして、捜査一課の刑事・土門薫(内藤剛志)らが事件の真相解明に挑む姿を描く科学ミステリー。

第3話では、住宅街の公園で若い女性の遺体が見つかり、マリコたちは臨場する。被害者は昨夜、帰宅途中に何者かに刃物で背中を切りつけられ、その拍子に頭を打ちつけて死亡したようだった。捜査を始めた土門は、6年前から断続的に起きている4件の通り魔傷害事件と手口が酷似していることに気付く。その4件すべてで任意聴取を受けていたのが、カフェ経営者・栗城明良(玉城)。しかし、4件とも犯人は証拠を残しておらず、自白も得られなかったため逮捕には至らなかったらしい。

そして、栗城を毎回聴取していたのが、定年を目前に控えた土門の先輩刑事・郡司武士(長谷川)だった。郡司は現在、京都府警捜査一課の一員だが、6年前は最初の通り魔傷害事件が起きた所轄署におり、その後、同じ手口の事件が起きるたびに、管轄外の署にも乗り込んで栗城を聴取していたという。土門は今回の事件の捜査にも協力してほしいと頼むが、郡司は「栗城の犯行を直感しながらも逮捕できなかった自分は刑事失格だ」と言い、首を縦に振らない。彼とバディを組む部下・木立麻美(三戸)は、そんな郡司の姿に歯がゆさを感じている様子で…。

マリコは最新プロファイリングにより、栗城が過去の被害女性すべてと接点があった可能性が高いことを突きとめる。さらに、物理担当研究員の君嶋直樹(小池徹平)も、新しい音声鑑定技術“音声マイニング”を駆使して、栗城の証言から矛盾点を探り当てようと試みるのだった。果たしてマリコたちは栗城の犯行を立証することができるのか?

長谷川は芸歴45年を数える、言わずと知れた実力派ベテラン俳優。定年を間近に控え、唯一逮捕できずにいた男を追う刑事の苦悩や哀愁を情感たっぷりに表現。一方、三戸は、親子ほども年齢の離れた郡司を尊敬する若手刑事をひたむきに演じ上げる。そして、玉城は、ミステリアスなルックスと確かな演技力で、ミュージカルや舞台を中心に活躍。今回も圧巻の存在感を放つカメレオン俳優としてその実力を遺憾なく発揮する。緊迫の取り調べ攻防戦から目が離せない。

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