PC70万台超にマルウエア 米司法省、作戦で影響除去

 【ワシントン共同】米司法省と連邦捜査局(FBI)は29日、「Qakbot(クアックボット)」と呼ばれるマルウエア(悪意あるソフト)に世界のコンピューター70万台以上が感染していたことを突き止めたと発表した。英仏独やオランダなどと連携し、被害に遭ったコンピューターから影響を取り除いたとしている。

 感染したコンピューター70万台以上に日本のものが含まれるかどうかは不明。米国内は20万台以上だった。

 Qakbotは「Qbot」などの名でも知られる。2008年以降、各国の個人や企業、政府機関に対するサイバー犯罪に多用され、計数億ドルの被害が出ていた。

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