貴景勝、膝痛回復を強調 かど番7度「考え過ぎず」

稽古に臨む貴景勝=東京都板橋区の常盤山部屋

 大相撲秋場所(9月10日初日・両国国技館)を7度目のかど番で迎える大関貴景勝は30日、東京都板橋区の常盤山部屋で稽古し「あまり考え過ぎずにやっている。勝負できる状態にしないといけない」と心境を語った。先場所は両膝痛で全休し「膝は治してきた。9月で駄目だったら、実力が足りないということ」と回復を強調した。

 6日の夏巡業で復帰してからは、四股などの基礎運動を中心に下半身を鍛え直した。「自分は体ができないと次の段階に進めない。基礎で体をつくれば、やっていける自信はある」と説明。30日も相撲を取らなかったが「小学3年から相撲をやってきた。ちょっとやそっとでは崩れない」と自信を示した。

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