悠仁さまの成年式、高校卒業後 宮内庁、冠新調の経費計上

 宮内庁は30日、2024年9月に18歳の成年を迎える秋篠宮家の長男悠仁さまの成年式について、25年3月の高校卒業後に執り行う方針であることを明らかにした。儀式で、天皇陛下から成年の証しとして授けられる冠を新調する経費約258万円を24年度の概算要求に計上した。

 男性皇族の成年式は、1985年11月の秋篠宮さま以来となる。これまでは20歳の誕生日当日に皇居で儀式を催すのが通例だった。民法改正で22年4月に成人年齢が18歳に引き下げられ、悠仁さまは高校3年生で成年を迎える。

 冠以外は新調せず、基本的に秋篠宮さまが成年式で着用した装束を補修するなどして使用するという。

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