「曜変」の美の世界、21点/岡山市の天満屋岡山店で林恭助さんの個展【岡山市】

製法が分からず幻の焼き物といわれる「曜変天目茶碗」の再現に取り組んでいる作陶家、林恭助さんの個展が8月30日、岡山市北区の天満屋岡山店で始まりました。9月5日まで。
曜変天目茶碗は800年前の中国で制作された茶碗で、世界にわずか3点しか残されていません。
その魅力にとりつかれた林さんは2001年、再現に成功し、海外でも高い評価を得ています。
今回の個展には碗や大鉢など21点を展示。漆黒の釉薬に浮かび上がる星のような模様や、流れるような光のきらめきが見る者を圧倒。「器の中に宇宙が見える」と評される「曜変」の美の世界を生み出しています。

© テレビせとうち株式会社