「殺意を認定」広島・西区の強盗事件 “実行犯最後の1人” 永田陸人被告(21)を強盗殺人未遂の罪で起訴 広島地検

去年12月、広島市西区で起きた強盗事件で、広島地検は今月、新たに逮捕された男を強盗殺人未遂などの罪で起訴しました。

強盗殺人未遂・強盗傷害・住居侵入の罪で起訴されたのは、住居不定・無職の 永田陸人 被告です。

起訴状などによりますと、永田被告はほかの数人と共謀し、去年12月21日、広島市西区の時計などの販売買取専門店の店舗兼住宅に押し入り、殺意を持って住人の男性をモンキーレンチで殴るなど、親子3人にけがをさせ、現金およそ250万円と腕時計など137点、合わせておよそ2440万円相当を奪ったとされています。

住人の男性は今も重体だということです。

警察は、この事件の実行犯を8人とみていて、これまでに7人が強盗傷害と住居侵入の罪で起訴されています。

一方、永田被告について地検は、「殺意が認められた」として唯一、強盗殺人未遂の罪で起訴しました。

検察は永田被告の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によると、複数の被告が「永田被告が住人男性を殴った」という趣旨の供述をしていて、永田被告も概ね認めているということです。

永田被告は、東京・狛江市の強盗致死事件など複数の強盗事件で逮捕・起訴されています。

警察は広島の事件について「指示役」は別にいるとみて、全国で発生した一連の強盗事件との関連を調べています。

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