広島市で起きた高級時計店の強盗事件で、検察は21歳の男を「強盗殺人未遂」などの罪で起訴しました。この事件では実行犯8人が起訴されましたが、「強盗殺人未遂」の適用は初めてです。
「強盗殺人未遂」などの罪で起訴されたのは、住居不定で無職の21歳の男です。
起訴状によると男は2022年12月、広島市西区の高級時計店兼住宅に仲間と押し入り、住人3人に暴行を加え、顔面打撲などのけがをさせました。更にこのうちの男性1人の後頭部を、殺意を持って工具で強打したしたうえで、およそ2700万円相当の金品を奪った疑いです。男性は、今も意識不明の重体です。
これでこの事件の実行犯8人全員が起訴されましたが、「強盗殺人未遂」の適用は男が初めてです。検察は、起訴した実行犯8人以外にも、強盗事件の指示役がいたとみて、調べを進めています。
【2023年8月30日放送】