ベネチア国際映画祭が開幕 濱口竜介監督、金獅子賞競う

第80回ベネチア国際映画祭のレッドカーペットに登場したデイミアン・チャゼル監督(右)=30日、イタリア・ベネチア(ゲッティ=共同)

 【ベネチア共同】世界三大映画祭の一つ、第80回ベネチア国際映画祭が30日、イタリア北部で開幕した。最高賞「金獅子賞」を競うコンペティション部門には、濱口竜介監督の「悪は存在しない」が選出されている。

 同作は、音楽家の石橋英子さんからライブパフォーマンス用の映像制作の依頼を受けたことをきっかけに、濱口監督が脚本を書き下ろした作品。

 開幕上映は、エドアルド・デ・アンジェリス監督、ピエルフランチェスコ・ファビーノさん出演の「コマンダンテ」。

 映画祭は9月9日まで開催し、コンペ部門の審査員長は「ラ・ラ・ランド」などの監督として知られるデイミアン・チャゼルさんが務める。

第80回ベネチア国際映画祭のレッドカーペットに登場したデイミアン・チャゼル監督(右から6人目)ら=30日、イタリア・ベネチア(ロイター=共同)
昨年3月、「ドライブ・マイ・カー」で第94回米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督=米ハリウッド(ロイター=共同)

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