宇都宮でシュウカイドウ見頃 古賀志山の林道、漂う秋の気配

見頃を迎えたシュウカイドウ

 宇都宮市福岡町にある古賀志山の林道で300メートルにわたって群生するシュウカイドウが見頃を迎え、秋の気配を漂わせている。

 シュウカイドウは高さ約40~60センチになる多年草で、茎の先に垂れ下がるように雄花と雌花を咲かせる。群生地は、市森林公園自然休養村管理センターから赤川ダム沿いを西に約400メートル向かった林道にある。

 青空となった29日、薄ピンク色のかれんな花が木漏れ日を浴びて咲き誇り、まるで登山者を歓迎しているかのよう。毎年見に来ているという駒生町、平田恭子(ひらたきょうこ)さん(74)は「年々増えながら、毎年咲きそろう姿に生命力を感じます」と話していた。

 NPO法人「古賀志山を守ろう会」は「道が滑りやすいので気を付けてほしい。花は9月中旬まで楽しめる」としている。

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