アーセナルFWバログンのモナコ移籍が正式決定! 南野拓実の新たな相棒orライバルに

[写真:Getty Images]

モナコは30日、アーセナルからアメリカ代表FWフォラリン・バログン(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの5年となる。

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なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は固定3000万ユーロ+アドオンの総額4000万ユーロ(約63億8000万円)になるという。さらに、アーセナルはリセール時の20%を受け取る条項も盛り込んだようだ。

ニューヨーク生まれ、ロンドン育ちのバログンは8歳でアーセナルのアカデミーに加入。その後、レンタル先のミドルズブラでのプロデビューを経て、2020年10月に行われたヨーロッパリーグのダンドーク戦でアーセナルのファーストチームでデビュー。以降は公式戦10試合に出場し、2ゴールの数字を残していた。

昨シーズンは出場機会を求めてスタッド・ランスへ武者修行に出ると、リーグ・アン37試合で22ゴールを挙げる活躍をみせて一躍ブレイク。今年6月にはアメリカへの国籍変更を選択し、A代表デビューも飾っていた。

今夏のプレシーズンにはアーセナルに復帰し、ポジション争いに挑む意思を見せていたものの、ミケル・アルテタ監督の考えを変えるほどのアピールはできず。この間にインテルやチェルシー行きの可能性も取り沙汰されたが、出場機会という部分でより現実的なモナコへの移籍が決定した。

なお、今シーズンからアディ・ヒュッター新監督が率いるモナコは、[3-4-2-1]の布陣を採用。バログンは元フランス代表FWウィサム・ベン・イェデルが主軸を担う1トップでの起用が濃厚だが、2シャドーの位置でもプレー可能な資質を持っており、開幕からすでに3ゴールを挙げる絶好調の日本代表FW南野拓実にとっては新たな相棒であると共に、強力なポジション争いのライバルとなるはずだ。

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