「三笘移籍」がトレンド、ファティのブライトン移籍確定で。マンチェスター・Uなど浮上

シティのグアルディオラ監督も「信じられないぐらい良い選手」とミトマを絶賛しているが…。

イングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCが8月31日、スペイン1部FCバルセロナのアンス・ファティ(Ansu Fati)を今季末までの期限付き移籍で獲得することが決定的となった。バルサの『10番』はすでに同日のイギリス行きのチケットを手配。メディカルチェックを経て、正式契約に至る。

一方、ツイッター(『エックス』に改称)では、「三笘移籍」がトレンドに浮上した。ファティのメインポジションは「左ウイング」。つまり三笘と被る。

このブライトンのファティ補強は、三笘移籍のトリガーではないか!?

バルサでは今季開幕から3試合連続で途中出場だった20歳のファティだが、わざわざ三笘という強力なウイングがいるチームに移籍してくるのには、理由があるからでは――。そこでファンの間では、常に噂はあったが時期尚早と言われてきた三笘のメガクラブ移籍が、ここで実現するのか!? と話題を集めている。

イングランドなどヨーロッパ主要リーグの移籍期限は9月1日に設定されている。駆け込みでのスター級のビッグディール成立は、むしろ『デッドラインデー』の醍醐味でもある。

しかも三笘は2節のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC(ウルブス)戦で衝撃の4人抜きからのゴールを奪い、イギリスのみならずサッカー界全体に衝撃を与えた(〇4-1、1アシストも記録)。

イギリスメディア『サン』は8月24日、クラブOBであるガース・クルックス氏が『BBC』で「ミトマこそ、ユナイテッドにとってパーフェクトな選手だ!」と推奨した話題を紹介。ウイングがなかなか機能せずにいるマンチェスター・ユナイテッドは今こそ三笘を補強すべきだと主張していて、「多くのビッグクラブが三笘を獲得しようとしている」なか、ユナイテッドでこそフィットすると訴えていた。

また、先月来日したマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は横浜F・マリノス戦を前にした記者会見で、「プレミアリーグでプレーしているなか、三笘は本当に信じられないぐらい良い選手です。ミトマは現在、自分に合った適切な監督(ロベルト・デ・ゼルビ監督)のもと、正しいクラブでプレーをしていると思います。昨シーズンの活躍は極めて素晴らしかったです」とべた褒めしていた。するとアルジェリア代表FWリヤド・マフレズのアル・アハリ移籍を受けて、三笘の補強もあり得るのではないかと噂されてきた。

他にもアーセナルFC、チェルシーFC、モハメド・サラーの移籍が浮かぶリバプールFCなどが、三笘獲得を目指していると噂されている。

しかし一方、『チーム・トーク』によると、そういった突然の引き抜きに備え、昨季の活躍を受けたボーナスや今後の移籍条項を含めて内容を見直すブライトンとの新たな契約書に、三笘が間もなくサインするとレポートしていた。冬の移籍市場で、モイセス・カイセド(ブライトン→チェルシーFC)がアーセナルから狙われたのを引き留めた時と同様の対応だ。

関連記事>>【移籍】バルサのアンス・ファティがブライトンへ期限付き移籍。「交渉成立」三笘薫と同ポジションのライバルに

しかし、その契約が締結されたという正式発表はない。加えてマンチェスター・ユナイテッドは、浦和レッズに所属していた鈴木彩艶(→シント=トロイデンVV)にオファーしていたことも明らかになっている。シティなどの影響を受け、日本の市場拡大を狙っているようだが――。あと2日、目が離せない。

© SAKANOWA株式会社