前線の補強を目指すチェルシー、シティの俊英パーマー獲得に前進か

写真:今季のリーグ戦では10分の出場にとどまっているパーマー

チェルシーが、マンチェスター・シティに所属するU-21イングランド代表FWコール・パーマーに関心を示しているという。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、クラブが今夏の移籍期間中に攻撃的なプレーヤーをもう1人、獲得するかもしれないとコメント。アーセナルに所属するイングランド代表MFエミール・スミス・ロウやバルセロナに所属するスペイン代表FWアンス・ファティ、スペイン代表FWフェラン・トーレスなどの名前が取り沙汰される中、最近になってパーマーを獲得する可能性が浮上しているという。

現在21歳のパーマーはマンチェスター・シティのアカデミー出身で、2020-21シーズンからトップチームでプレー。今シーズンはプレミアリーグ開幕前に行われたコミュニティーシールドのアーセナル戦、開幕後のUEFAスーパーカップのセビージャ戦でゴールを決めるなど好スタートを切った一方、プレミアリーグでは開幕戦の80分から途中出場しただけにとどまっている。

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は以前、パーマーを放出する場合はレンタルでの移籍は認めない旨を公言していた。実際、今夏にはウェストハムが彼の獲得に関心を示していたようだが、レンタルでのアプローチだったため、交渉は進展しなかった。

これらを踏まえると、チェルシー側は完全移籍でのオファーを打診しなければならなくなる。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』によると、チェルシーはすでに3500万ポンド(約65億630万円)のオファーを提示したもののマンチェスター・シティに断られ、8月30日午後には4500万ポンド(約83億6530万円)に上積みして2度目のオファーを提示し、マンチェスター・シティ側からも好感触を得ているという。

同メディアは「木曜日(8月31日)までにすべての取引が完了する可能性もある」としているが、果たしてどうなるか。

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