藤井、全八冠独占を目指す 将棋の王座戦5番勝負開幕

第71期王座戦5番勝負第1局で初手を指す藤井聡太七冠。左は永瀬拓矢王座=31日午前、神奈川県秦野市(日本将棋連盟提供)

 将棋の永瀬拓矢王座(30)に藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が挑む第71期王座戦5番勝負の第1局は31日、神奈川県秦野市で始まった。藤井七冠は今シリーズ、史上初の全8タイトル制覇が懸かる。永瀬王座は5連覇を目指す。

 藤井七冠は6月1日、名人を奪取し、羽生善治九段(52)に続き2人目、最年少で7タイトルを保持。その後は棋聖と王位の防衛に成功、全八冠独占へ向けて残るは王座のみとなっている。

 永瀬王座が防衛すれば、5連覇を達成して名誉王座の資格を獲得。両者の対戦は11勝5敗と藤井七冠がリードしている。

 対局は振り駒の結果、藤井七冠が先手番となった。

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