「恐竜科学博」 恐竜の謎⑤ 姿勢

東京ミッドタウンで開催中の「恐竜科学博」で知ることができる「恐竜の謎」について、毎日1つずつお届けしています。今回のテーマは、今も古生物学者の間で議論が絶えない「恐竜の姿勢」です。

長く大きい二本の角。全長9メートル、推定体重10トンにも達する最大の角竜、トリケラトプス。馴染み深いこの恐竜も、実は本当にこの姿勢で歩いていたのかは定かではありません。恐竜の姿勢は発掘された骨の化石によっておおむね推測できますが、骨だけでは正確な位置が分からない部位もあります。その一つが肩甲骨です。

後ろ足は接続する骨盤によってその位置が分かります。ただ、前足の付く肩甲骨は筋肉などによってつなぎとめられているため、骨の化石だけになってしまうと正確な位置を特定するのが難しいのです。

私たちのイメージする恐竜たちが、実は別の姿勢で存在していたかもしれません。

恐竜たちの神秘の謎に迫る恐竜科学博は、東京ミッドタウンで開催中です。

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