冷房工事が遅れ…羽村市の小学校が臨時休校に

長引く厳しい暑さが小学校の休校につながる事態になりました。羽村市の小学校で冷房の工事が遅れ、2学期の開始に間に合わなくなったため、熱中症対策として8月29日から臨時休校となっていることが分かりました。

8月終盤にもかかわらず、8月30日も都内は厳しい暑さとなりました。羽村市の小学校ではこの暑さが影響し、2学期の授業が始められない、異例の事態が続いています。

記者:「こちらの小学校、本来ならすでに二学期が始まっていますが、なかを見ると工事車両が並んでいて、児童の姿は見えません」

羽村市立富士見小学校では7月から夏休み期間を利用し、老朽化した冷房の更新工事を行っていました。しかし、電気系統の不具合が確認され、工事の完了が29日に予定していた2学期の授業開始に間に合わないことが判明しました。このため児童の熱中症対策として、29日から9月1日までの4日間、臨時休校する措置が取られています。

学校は、休校期間の学童クラブの開館時間を広げるとともに、希望する児童に冷房が作動する一部の教室を開放しています。

高齢男性:「家で勉強の対策を学校側ででとっていただけるなら。勉強も大事だと思いますよ、他の学校との兼ね合いがあるから」

羽村市の担当者は「保護者に迷惑をかけ申し訳ない、児童の安全のための対策なので理解いただきたい」と説明しています。

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