マクラフランが三度のIMSA参戦へ。プチ・ル・マンでタワー・モータースポーツに再合流

 NTTインディカー・シリーズのスタードライバーであるスコット・マクラフランが、タワー・モータースポーツのLMP2ラインアップの一員として、モチュール・プチ・ル・マンでIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のグリッドに復帰することになった。

 2021年にインディカーのルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたニュージーランド人ドライバーは、リッキー・カポネ率いるチームから今季のIMSA開幕戦デイトナ24時間レースに参戦した後、続く第2戦セブリング12時間レースでも同チームに参加しLMP2クラス優勝を果たしている。

 マクラフランはミシュラン・エンデュランス・カップのドライバーであるキフィン・シンプソンとともに8号車オレカ07・ギブソンをドライブすることになるが、最後のひとりとして、このクルマのラインアップを完成させるブロンズドライバーが誰になるのかは明らかにされていない。

 タワー・モータースポーツのドライバーであるジョン・ファラーノは5月のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカでの事故以来、まだチームに復帰していない。彼の代役としてはグレン6時間レースでサリ・ヨルック、ロード・アメリカではロドリゴ・セールズがチームに合流した。

 そんな同チームが走らせる8号車オレカは、ミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタを舞台に10月11~14日に開催される10時間レースにおいて、ブルーを基調としたカラーリングをまとう予定だ。これはビジネスソリューション・プロバイダーであるアキュマティカ社との新しいスポンサーシップによってもたらされるものだ。

 アメリカ・ワシントン州のカークランドを拠点とするアキュマティカ社は今週火曜日、マクラフランとの複数年にわたるパートナーシップを発表した。

 マクラフランのインディカーでのチームメイトのチームメイトで、“Kiwi”ドライバーとともにタワー・モータースポーツから今季のデイトナ24時間に出場したジョセフ・ニューガーデンは、既報のとおりプチ・ル・マンではポルシェ・ペンスキー・モータースポーツに合流する。彼は7号車ポルシェ963の第3ドライバーとしてIMSA GTPデビューを果たす予定だ。

ジョセフ・ニューガーデン(奥)とスコット・マクラフラン(手前:タワー・モータースポーツ) 2023年IMSA開幕戦デイトナ24時間
タワー・モータースポーツの8号車オレカ07・ギブソン 2023年IMSA第2戦セブリング12時間

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