健康志向でブランド化 道産アマニで新商品

大手製粉メーカーのニップンが、北海道産のアマニを使った新商品を販売します。健康志向に応え、ブランド化を狙います。

先月21日、士別と剣淵の農家でアマニの収穫が行われました。亜麻の種であるアマニは栄養価が豊富で、コレステロールを抑える効果があるとされる「アマニ油」の原料として知られています。ニップンは20年前から業務用アマニの販売を始め、国内シェアのトップを占めています。これまでカナダなど海外産のアマニを使っていましたが、気候変動や国際情勢の影響で調達が不安定になっていました。

2019年からアマニを生産している士別の農業法人「オメガファーマーズ」と契約し、この秋、初めて北海道産のアマニを業務用に販売します。

ニップンヘルスケア事業部・有川由紀子副部長「北海道というだけでブランドだと思う。地域の名産・お土産にも使ってもらい地域経済の活性化を図りたい」

ことしはおよそ10トンの収穫を見込んでいて、農家は今後の展開に期待を寄せています。

OMEGAファーマーズ・木村哲哉執行役員「やっぱり大手とタッグを組んで大々的に宣伝して販売するのもひとつの戦略だと思う。ニップンにはかなり期待している」

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