千葉県白井市は、小学生が登下校する際の安全を確保するため、安全対策の難しい通学路を抱える2つの小学校で、2024年4月からスクールバスを正式に運行します。
白井市は、2021年に八街市で発生した児童の死傷事故を受け、市独自の安全対策としてスクールバスを2022年4月から白井第一小学校と白井第二小学校で試験的に導入していました。
いずれの小学校も国道16号や木下街道など交通量が多かったり、歩道を確保できなかったりする危険な通学路を抱え、2校で合わせて106人の児童がスクールバスを利用しています。
2023年2月、保護者にアンケートをとった結果、白井第一小で8割以上、白井第二小では、全員がスクールバスの導入で「安全になった」と回答しました。
このため市は、事業費2億4000万円余りを確保して、2024年4月からスクールバスを正式に運行することを決めたということです。
運行するバスは、29人乗れるマイクロバスで白井第一小は2台、白井第二小は3台使用し、一部の学区を対象に登下校時に稼働します。
白井市 笠井喜久雄 市長
「子どもの命はお金に代えられない。子どもがもし事故に巻き込まれたらと考えると、安全対策でスクールバスを導入する意義はある。少しでも子どもたちの安全を確保していきたい」