大栄翔「出直しのつもりで」 大関昇進の再挑戦へ稽古

稽古する大栄翔=31日、埼玉県草加市の追手風部屋

 大相撲秋場所(9月10日初日・両国国技館)で大関昇進へ再挑戦する関脇大栄翔は31日、埼玉県草加市の追手風部屋で十両大奄美や幕下以下の力士らと13番取り「出直しのつもりで稽古し、また一から積み上げていく」と意欲を語った。

 先場所13日目の若元春戦で右肋骨を負傷。夏巡業は終盤から参加して相撲は取らなかった。申し合いは30日から始めたばかりで、この日の稽古では出足の鋭さを欠いた。引き技が目立ち「久々で怖さがある。動きは戻っていないが、時間がないので気を張ってやっていきたい」と話した。

 今後は「他の部屋の関取衆とどれだけやれるか。そこで調子を測っていく」と出稽古を視野に入れた。

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