じゃがいもは冷蔵庫に入れてはいけない!?その真相と時期に合わせた正しい保存方法とは

じゃがいもは冷蔵庫で保存すべきではない理由とは

じゃがいもは、基本的に冷蔵保存すべきではない食材です。その理由は、以下のものが挙げられます。

  • 野菜室の乾燥に耐えられず、実の水分が蒸発してしまう…食感を大きく損なう
  • 低温障害を起こす可能性がある
  • 冷蔵したじゃがいもを高温調理すると、毒物が発生する恐れがある

じゃがいもの保存方法を間違えてしまうと、じゃがいもが本来持っているおいしさや安全性が損なわれてしまう恐れがあるので注意しましょう。

じゃがいもの時期に合わせた正しい保存方法

じゃがいもの、時期に合わせた正しい保存方法をまとめました。

夏以外の時期

夏以外の温度が高くならない時期は、じゃがいもを常温保存しましょう。

  • 余分な土を払い落とす…土が残っていると、劣化の原因につながる
  • 麻でできた袋や新聞紙で、じゃがいもを包む
  • 段ボールの中など、安定して暗い場所に置く
  • 風通しの良い場所に安置する

湿度が高いと、傷みやすくなります。棚の中などで管理するのであれば、湿度には注意しましょう。高温にならない、直射日光の当たらない場所で保管することで、じゃがいもは4~6か月保存できます。

夏の暑い時期

真夏の暑い時期は、室内の温度も高くなりがちです。室内が高温状態になると、じゃがいもも劣化しやすくなります。そのため、真夏は野菜室での保存がおすすめです。

  • 新聞紙やキッチンペーパーで、じゃがいもをくるむ
  • ビニール袋に入れて、野菜室で保存
  • じゃがいもを使う、1週間ほど前に常温に戻して調理する

冷蔵したじゃがいもを高温調理すると、毒物が心配!常温にじゃがいもを戻すことで、徐々に毒物は減っていくので、使用する1週間ほど前に冷蔵庫から出しておきましょう。

保存条件は夏以外の時期の保存方法と同じなので、できるだけ風通しがよくて涼しい場所でじゃがいもを保存してくださいね。どうしても毒素が心配な場合は、じゃがいもを切った後水に10分ほどさらすと、毒素が抜けやすくなりますよ。

じゃがいもから芽が生えている!食べても大丈夫?

じゃがいもを明るい場所に放置したら、高確率で芽が生えてきます。じゃがいもの芽には、ソラニンという毒物が含まれているので、食べるのは危険!

  • ちょっとだけ芽が出ている・芽のではじめを発見した…包丁の根元などを使って、大きめにくりぬいて除去する
  • たくさん芽が出ている・もやしのような茎が出ていて、かなり育っているのがわかる…食べずに破棄

じゃがいもの芽は、その部分だけをくりとっても毒物が内側まで入り込んでいる可能性があります。そのため、芽が出ているじゃがいもは、芽とその周辺を大きめにくりぬいて使用してください。

まとめ

じゃがいもは、夏以外の季節であれば常温保存がおすすめです。真夏の暑い時期は保存場所や常温に戻す手間などを把握してじゃがいもを扱うことで、安心安全な状態で食べることが可能になります。

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