自分なりの〝たけし像〟を演じたのかが注目される林遣都

俳優の林遣都が31日、都内で行われた、主演の音楽劇「浅草キッド」(10月8~22日、東京・明治座ほか)の制作発表に共演する俳優の山本耕史らと出席した。

ビートたけしが芸人として下積み生活を行っていた青春時代を描いた自叙伝を初の舞台化。

各メディアによると、オファーを受けたのは2年前だったそうで、「当時からしたら先の話だったので、2年間プレッシャーを背負うのはちょっとしんどいと思って。一回企画書を引き出しにしまった」と明かした。

1年ほど前にたけしと番組で共演した際、一切打ち明けられなかったのだとか。林は「見に来ていただけたらそんなにうれしい事は無いですけど」と前置きしつつ、「まだ会いたくないです。5年、10年後、実はやってましたくらいの」と不安をのぞかせた。

たけしの師匠・深見千三郎を演じる山本は、初共演の林を「本読みとかたたずまいを見て、姿、形は全然違うんだけど、たけしさんが若い頃に本当に感じちゃう。たけしさんの背負ってる物が見える」と絶賛しただけに、林の演技が期待される。

「『浅草キッド』といえば、Netflixで映画版が配信中で、林の事務所の先輩である柳楽優弥がたけしの役を演じた。林は自分流の〝たけし像〟を演じているはずで、柳楽版とは違った作品になっているのでは。たけしが見ても高評価を下すのでは」(芸能記者)

林は現在放送中の話題のTBS系ドラマ「VIVANT」に、堺雅人演じる主人公の父親役で出演。今後、出演映画は「隣人X 疑惑の彼女」、「身代わり忠臣蔵」が公開を控えている。

プライベートでは、21年8月までに元AKB48で女優の大島優子と結婚。大島は今年1月に第1子を出産。

公私ともに順調な中、大きな仕事である「浅草キッド」に挑むことになった。

© 株式会社ジェイプレス社