前明石市長の泉氏、少子化対策「ようやく本気」発言の岸田首相に「これまで何をしていたのでしょうか?」

兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏が31日、X(旧ツイッター)を更新。岸田文雄首相が少子化対策について「ようやく本気になった」と発言した報道を引用し、「これまで何をしていたのでしょうか?」と苦言を呈した。

泉氏は、岸田首相の「若い世代に〝ようやく政府が本気になった〟と思われる少子化対策をしていく」という発言に対し、「で、次は、どんな〝やっているフリ〟でしょうか? 『ようやく』って、これまでいったい何をしていたのでしょうか?」と指摘した。

また、泉氏は同日、2024年度一般会計の予算編成で、各省庁が財務省に提出する概算要求の総額が過去最大となる114兆円前後になる見通しになったいう報道を受けて、Xに自身の見解を投稿した。

泉氏は「『概算要求総額114兆円程度、過去最大に』とのニュースだが、このうち『国民のために使われるお金』はいったいどのぐらいなんだろう。『既得権益(マスコミ含む)の方々に流れているお金』と比べて、どっちが多いんだろうか。〝総額〟ではなく、本当の〝内訳〟を知りたい…」と、少子化の対策費などについては金額が示されないことも踏まえて、自身の思いをつづった。

さらに、同氏は概算要求総額について連続投稿。「〝過去最大〟の『予算要求額』ということは、〝過去最大級〟の『国民のための政策が実現される』ということだろうか?それとも後から〝過去最大級〟の『国民負担が押し付けられる』ということだろうか?私たちが負担しているお金は、いったいどこに消えているのだろう・・・」と懸念した。

(よろず~ニュース編集部)

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