ふわふわ生地で笑顔と幸せを包み込む、福岡発祥の縁起菓子「まとやの福どら」【福岡市中央区】

ちょっとした手土産にぴったりで、おもたせとして自分自身もいただきたくなるような福岡の注目スイーツをご紹介する「福岡おもたせスイーツ」。今回ご紹介するのは、福岡市中央区にある『まとやの福どら』さんです。

今回は今年4月にオープンした「まとやの福どら」に伺いました。

まとやはもともと福岡県 直方市で創業100年の老舗・菓舗四宮(しのみや)を継承し、誕生したお店。菓舗四宮の長い間愛され続けた縁起菓子「成金饅頭」を受け継いでいます。成金饅頭はどら焼きの形をしたお菓子で、中にはうずら豆の白あんが入っています。

明治時代に一人の少年が大量のうずら豆を購入してしまったため、「とにかく消費しないと!」と生まれたのがこの成金饅頭です。そんな成金饅頭を受け継いだまとや。まとやの福どらは新ブランドのどら焼き専門店としてオープンしました。

ギフトに人気のかわいい箔押し箱

店内は4坪と小さなお店ですが、光が差し込む明るい空間でとても居心地がいいです。ディスプレーに使われているのは、唐津焼の陶芸家・岡晋吾さんのオリジナルの器。かわいいどら焼きをより一層引き立てています。

そして、店内に飾られているのは、ギフト用ボックス。大きなどら焼きがデザインされていてギフトに大人気!とてもしっかりしているので、食べ終わった後も小物入れとして活用できそうです。どら焼きは冷蔵商品なので、お揃いのデザインの保冷バッグも人気です。

アソート5個入り 1,800円

「福どら」という名前には、多様な文化が交差し、歴史を紡いできた福岡で「伝統と未来」「和と洋」「人と菓子」とさまざまなものを”重ね合わせ”て、多くの人々の笑顔と幸せを包み込むことができるようにという想いが込められています。

伝統の組み合わせ

北海道あずき240円

まずご紹介するのは、北海道産の小豆を使った黒あん入りでさっぱりとした甘さの「北海道あずき」。どら焼きの皮は、「菓舗四宮」時代からの職人さんによって手焼きで焼かれています。成金饅頭の特徴でもある薄い皮は軽い食感でありながらももちっと弾力がある不思議な生地。甘さ控えめで、あっさりと食べやすく、もう一個…と手が伸びてしまいます!

和と洋の重ね合わせ

(上)濃茶バター350円 / (下)塩バター300円

定番の北海道あずきの他にも5種類のどら焼きが用意されています。甘じょっぱさが人気の「塩バター」、福岡県八女市にある”矢部屋許斐本家”の抹茶を使った抹茶バターとあんこの組み合わせが楽しめる「濃茶バター」。どら焼き自体があっさりしているので、バターと一緒に食べても罪悪感を感じません。

さらに、スイス産クーベルチュールチョコレートと宮崎県高千穂産の生クリームをブレンドした「チョコレート」、福岡県産の卵を使い、職人さんが手鍋で少しずつ作った「カスタード」、そして、季節の素材を活かした「生どら」。

(上段)季節のどら焼き / (下段 左) カスタード270円 / (下段 右)チョコレート330円

こちらの3種類にはあんこが使われていないため、あんこが苦手な方でもケーキ感覚で楽しむことができます。ほっこりやさしい気持ちになるカスタード、さらに衝撃だったのがチョコレートです。なめらかな質感と濃厚なチョコレート、後味は生クリームのまろやかさでとても心地がいいです。取材時には沖縄産のマンゴーが使われた生どらが販売されていました。今後も季節に合わせてフレーバーが企画されているのだとか!とっても楽しみです。

お隣には有名なコーヒーショップNO COFFEEもあるので、どら焼きとコーヒーをセットで楽しむのもおすすめ。ギフトに、そして自分へのご褒美に。新しいスタイルのどら焼きでぜひ「福」を感じてみてください。

店舗情報

まとやの福どら

住所:〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾3丁目17−12[map]

営業時間:10:00〜18:00

定休日:月曜日

Instagram:@matoyanofukudora

https://www.instagram.com/matoyanofukudora/

© 株式会社えんメディアネット