米厚生省、大麻の規制緩和を提言 進む州レベルの合法化

 【ワシントン共同】米厚生省は30日までに、麻薬取締局(DEA)に対し、大麻の規制を緩和するよう提言した。米国では近年、州レベルで大麻の合法化が進み、バイデン大統領も2020年大統領選で大麻解禁を公約としていた。今後、DEAが検討を進めるが、連邦レベルで規制緩和が実現すれば合法化の流れに弾みがつきそうだ。米メディアが報じた。

 連邦政府の規制薬物の分類で、大麻はヘロインや合成麻薬LSDと同じ「スケジュール1」とされている。厚生省は、乱用のリスクがより低いとされる「スケジュール3」にするよう求めた。バイデン氏が厚生省やDEAを傘下に持つ司法省に分類見直しの検討を指示していた。

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