寺島進主演「駐在刑事」が1年ぶりに奥多摩に帰ってくる! ユン・ソンモ、浅田芭路らがゲスト出演

テレビ東京系では、9月25日に月曜プレミア8「駐在刑事SP2023」(午後8:00)を放送。寺島進が演じる“義理と人情”の駐在さん・江波敦史が、1年ぶりに東京・奥多摩に帰ってくる。

「駐在刑事」は、2時間ドラマ7回、連続ドラマとしても2018年、20年、22年のseason3までオンエアされた人気シリーズ。本作は、昨年10月17日放送のスペシャル以来およそ1年ぶりとなる。“夏の奥多摩”の美しいロケーションを背景に、かつては警視庁捜査一課の敏腕刑事、今は奥多摩の人々に“駐在さん”として親しまれている江波が事件解決に挑む。

そんな江波を演じる寺島の脇を固める、警視庁捜査一課管理官・加倉井国広役の北村有起哉、山岳ガイド・内田遼子役の笛木優子、奥多摩署刑事課長・和泉玲香役の藤井美菜、水根旅館の息子・池原孝夫役の鈴之助、警視庁捜査一課刑事・金沢公之役の梨本謙次郎と輪島義男役の山口祥行、奥多摩署刑事・穴水虎夫役の徳井優、水根の住人・笹崎治子役の茅島成美、「水根ストア」店主・沢井啓太郎役のお宮の松とその娘・真紀役の小林星蘭、真紀の妹・ふたば役の玉野るな、水根旅館のおかみ・池原美也子役の市毛良枝という、おなじみのレギュラーキャストや、昨年のスペシャルで初登場した警察庁捜査一課管理官・御子柴浩司役の福士誠治も引き続き登場する。

さらに、ゲスト陣も一挙解禁。韓国から旅行で奥多摩に来たパク・ジョンホ役に元超新星のユン・ソンモ、パクの娘・ミヨン役をNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロイン・舞の幼少期を好演した浅田芭路、元医師・堀部工役に坪倉由幸、加倉井管理官が追う事件に関わるホステス・新川琴音役に北原里英と、スペシャルドラマにふさわしい豪華な顔ぶれが集結した。

今回のスペシャルについて、寺島は「政治では難しいかもしれないけど、ドラマの世界ならできるかも!? 日本と韓国との友好交流関係が描かれてます。そしてそして! スペシャルドラマならではの盛りだくさんな各シーンに早く出たく、早く撮影現場へ行きたくてワクワクしていたなぁ!」と振り返る。

加えて「ゲストは韓国が生んだ好青年スター! ユン・ソンモ。天才子役スターの浅田芭路ちゃん。『日本統一』レギュラーの番長こと北代高士。役柄が不明としておく坪倉由幸らの面々。レギュラー陣は、前回よりもはるか上回ってそれぞれの役柄の持つ個性が際立っております! あらためて、個々を生かしてくれたテレビ東京、東通企画のプロデューサー陣、現場総指揮でもある小林義則監督はじめ全スタッフに感謝だね!」と出演者とスタッフを称賛。「笑いあり涙ありアクションあり義理人情ももちろんあり! 約10年続いてきた『駐在刑事』の中でも、今回は最高傑作だと自信あります。9月25日夜8時からのオンエア、ぜひ見なさい!(笑)」と力強く呼び掛けている。

ゲスト出演するソンモは、「台本を翻訳してもらってゆっくり読んだら、読者としてハマってしまって、最初から最後まであっという間に読んでしまいました。ちゃんと演じられているかの判断は皆さんにお任せします。面白いストーリーが僕を通して皆さんに伝わるとうれしいです」と期待を込め、「寺島さんとの共演は初めてでしたが、親切すぎるぐらい、毎日毎日僕をいろんなことで守ってくれて、こんな先輩と出会えたことがすごく光栄です。芭路ちゃんは本当にかわいくて女優さんとしてもとても魅力的でした。今回出演している皆さん、スタッフさんは10年間一緒にやってきたということで、チームワークとエネルギーが見えて、僕は邪魔にならないように頑張りました。ゲストとして出演したので今回でお別れするのは寂しいです、来年はどうなるかな!? 奥多摩の景色を見るのも面白いし、どんな事件が起こって結末がどうなるのか、最初から最後まで少しも見逃さないように集中して見てほしいです」と語っている。

浅田は「台本を読んだ時、悲しい事件の中にも人を思いやる気持ちや寄り添う気持ちを感じて、悲しいけど温かい、優しい気持ちになりました。撮影では寺島さんや皆さんが、ドラマ内と同じ気の合った、家族のような雰囲気で迎えてくださって、リラックスして過ごすことができました」と笑顔を見せ、「寺島さんはパワーがあふれていて、みんなを笑わせてくれたり『暑いから水飲めよ~!』と声をかけてくれて、とても元気が出ました! ソンモさんは、優しく、韓国の話を聞かせてくれたりしてすぐに大好きになって、撮影が終わるのが寂しかったです。このドラマでは困った人を放っておかない駐在さんと奥多摩の皆さんの思いやりや人を信じる気持ち、ところどころ笑っちゃう警視庁の皆さんのシーンや、かわいいワンちゃんのプールや、たくさんあると思うんですけど、奥多摩に来てミヨンとパクの2人がどう変わっていくのかをぜひ見届けてほしいです!」と見どころを伝えた。

坪倉は「僕は堀部という役をやらせていただいたのですが、今までやらせていただいた役で一番最低な人間だなぁと思いました。堀部のことは嫌いでも、僕のことは嫌いにならないでください」と役柄に触れ、「撮影現場に着くまでの景色は美しいし、『バーベキュー』とか『キャンプ』と書いてある看板がいくつも現れてきて、遊びに行きたい気持ちになるんですが、『俺は堀部だ! 川遊びなんかする人間じゃないんだ!』と自分に言い聞かせながら現場に向かいました。主演の寺島進さんは見た目とは裏腹にとても優しい方で、撮影中、誰よりも声を出して『暑いけどみんな頑張ろうぜ〜』とげきを入れてくれたり、仲のいい共演者やスタッフの方をイジってみんなを笑わせたり、現場を和ませてくれていました。心優しい駐在さんと奇麗な奥多摩の景色と、堀部という汚い人間をぜひ見てください」と撮影現場の雰囲気を伝えつつ、アピール。

北原は「キャストさんたちの仲のよさやスタッフさんへの気持ちの許し方など、撮影中には節々からこのドラマの歴史を感じることができました。このような歴史あるドラマに参加することができて光栄です。最初に台本を読んだ時は、物語の切なさに思わず涙が出ました。自分の役の悔しさを思うと、本当に胸が苦しいです。短い出演時間の中でどれだけぶっきらぼうに、だけど確かな愛を表現できるのか、そこに向き合いました。私は残念ながら奥多摩での撮影を経験できなかったのですが、完成した作品の中で奥多摩を感じるのを楽しみにしています!」と期待を寄せた。

ドラマを手掛ける木下真梨子プロデューサーは「今回のストーリーは江波を演じる寺島進さんのアイデアが発端となり、今までの『駐在刑事』のよさと、今までにない魅力が合わさったスペシャルになっていると思います。コロナ禍で遠のいていたインバウンド需要が復活の兆しを見せる今、夏の奥多摩を舞台に江波が言葉の壁を乗り越えて、事件に立ち向かいます。都心で起きた事件と奥多摩の事件が一つの線で結ばれた時、全く予想できない結末を迎えますので、ぜひお楽しみに! さらに、レギュラー登場人物たちの新たな一面を垣間見ることができるスペシャルにもなっていますので、『駐在』ファンの皆さんにぜひ楽しんでいただけたらと思います」と話している。

2023年夏の奥多摩は、外国人旅行客が増加。水根の“駐在さん”江波も、この日は日本語が分からず困っていたパク・ジョンホの世話に追われる。遼子の通訳で娘・ミヨンと夏休み旅行中だと分かり、水根旅館に宿泊することに。だが旅行中だというのに2人はなぜか部屋にこもりっきり。特に江波はしゃべりも笑いもしないミヨンが気に掛かる。

そんな折、都内の廃倉庫で女性の刺殺体が発見される。加倉井らは、遺体の状況から強い怨みによる犯行と見立てるが、凶器も身元も不明。手掛かりは体に残っていた複数の古い切り傷のみだ。時を同じくして、奥多摩でも水根渓谷の浅瀬で男性の変死体が見つかる。運転免許証を所持しており、奥多摩署の玲香は事故と事件の両面で捜査を進めるが、免許証が偽造だと分かり、殺人の線が濃厚に。やがて別の場所で起きた二つの不可解な事件は、意外なつながりを見せ始める。

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