「公職にありつづけるのは不適切」“無免許運転”の中山真珠静岡県議の辞職求め 市民が県議会に請願

無免許運転が発覚した中山真珠静岡県議(28)をめぐり、8月31日、市民から辞職を求める請願が議長に提出されました。これを受け、静岡県議会は9月21日に開会する予定の定例会で請願の審議を行う見通しです。

【写真を見る】「公職にありつづけるのは不適切」“無免許運転”の中山真珠静岡県議の辞職求め 市民が県議会に請願

<請願者>
「よろしくお願いします」

8月31日、静岡県議会の議長に提出されたのは、無免許運転が発覚した中山県議の辞職を求める請願書です。

<静岡県議会 中沢公彦議長>
「あすの議会運営委員会に諮りたいと思う」

<請願者・袋井市の不動産会社社長>
「一旦退いていただき、リセットして、新しい姿で清水の人に寄り添うことが県全体の県民への姿勢ではないか」

請願では「故意に無免許運転を繰り返したにもかかわらず、公職にありつづけるのは不適切」などとして、中山県議の辞職を求めています。また、請願に必要な紹介議員として、県議会3会派の代表者が名を連ねました。

<中山真珠県議>
「心よりおわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした」

中山県議をめぐっては8月、運転免許の失効に気づきながら、車を運転していたことが発覚しました。

中山県議は議員を継続する意向を示す一方で、議長との面談を繰り返しキャンセルし、県議会には「体調不良のため、9月末までの休養が必要」とする診断書が提出されました。

その後、無免許運転について、会派などへ虚偽の説明をしたことも明らかになっています。

こうした状況を受け、自民、公明、ふじのくにの3会派は、中山県議に対して、9月21日に開会する予定の定例会で辞職勧告決議案を提出する方針を固めています。

<静岡県議会 中沢公彦議長>
「我々も彼女が一刻も早く辞職された方がいいと思っておりますが、県民のみなさんからもそうした声が公式に届いたことなので、厳粛に受けとめ、あすの議会運営委員会で諮りたいと思います」

県議会では、9月1日の議会運営委員会を経て、9月21日に開会する予定の定例会で請願の審議を行う見通しです。

© 静岡放送株式会社