岡山・表町 ハレノワ1日開館 県都のにぎわい創出へ

 岡山市が同市北区表町に整備した「岡山芸術創造劇場ハレノワ」が1日、グランドオープンする。大中小三つの劇場を備え、県都のにぎわい創出の役割も担う中四国屈指の舞台芸術拠点が本格稼働する。

 2023年度末でいずれも閉館となる市民会館(岡山市北区丸の内、1963年完成)、市民文化ホール(同市中区小橋町、76年完成)の機能を発展的に継承。「魅せる」「集う」「つくる」をコンセプトに、多様な芸術を発信するとともに市民の創作活動を支援する。

 地上7階地下2階、延べ約1万9700平方メートル。1753席の大劇場をはじめ中劇場(807席)、小劇場(最大300席)、道具や衣装をつくる工房を備える。2019年12月に着工し、今年6月にプレオープンした。総事業費は約265億円。

 1日は午後6時半からこけら落とし公演があり、日本初演のオペラ「メデア」が上演(前売りは完売)される。

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