【新型コロナ】神奈川の感染者、定点当たり18人超 第8波のピークに並ぶ

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県は31日、県内約380カ所の定点医療機関で報告された感染者数を公表した。21~27日の1週間で、1医療機関当たりの平均患者数は18.10人となり、前週に比べて3.04人増えた。

 前週比で増加するのは2週連続。受診動態の違いなどから単純な比較はできないものの、第8波のピーク(参考値で18.72人)に並んだ。県医療危機対策本部室の担当者は「手洗いや換気、個人の判断でマスクの着用が必要と判断した場合は着用するなど、これまで通り基本的な感染対策をお願いしたい」と話している。

 報告された患者数は県内全体で6443人。1医療機関当たりの報告数は横浜市で15.04人、川崎市で20.20人、相模原市で18.58人、政令市以外の県域で20.46人だった。

 30日時点の入院者数は1595人(前週比77人減)で、うち重症者は49人(同15人増)。確保病床の使用率は58.34%で、うち重症用病床は35.53%だった。

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