日本時間９月１日、エンゼルスからウエーバー公示されていた選手たちの移籍先が判明し、ルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペス、マット・ムーアの３人はガーディアンズ、ハンター・レンフローはレッズ、ドミニク・リオンはマリナーズへ移籍することになった。移籍先の球団がプレーオフ進出を果たせば、これらの５選手はプレーオフに出場することができる。なお、ランドール・グリチックは獲得を希望する球団が現れず、エンゼルス残留となる。
ウエーバーでは現在の勝率が低い球団が優先的に選手を獲得できるため、首位ツインズから５ゲーム差と逆転での地区優勝を狙える位置でありながらも６つの借金を抱えているガーディアンズは、今回のウエーバー争奪戦においてかなり有利な立場だった。ガーディアンズより勝率が低い球団で補強に動く可能性があったのはパドレスくらい。そのパドレスが動かなかったため、ガーディアンズは獲得を希望した全ての選手を手に入れることができた。
注目はジオリトとロペスだろう。この２人は2012年にナショナルズに入団し、2016年12月のホワイトソックスへのトレード、今年７月のエンゼルスへのトレードと常に一緒にチームを渡り歩いてきた。今回も一緒にガーディアンズへ移籍することになり、リーグ４位の防御率3.85を誇る投手陣の一員として逆転での地区優勝とプレーオフ進出を目指す。
なお、レンフローを獲得したレッズは、ヤンキースからハリソン・ベイダーも獲得。外野手２人を補強し、逆転でのプレーオフ進出に向けて戦力を強化した。また、マイク・クレビンジャー（ホワイトソックス）とカルロス・カラスコ（メッツ）はグリチック同様、獲得を希望する球団が現れなかったことが明らかになっている。
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