ホワイトソックスの新GM決定 クリス・ゲッツGM補佐が内部昇格

日本時間9月1日、ホワイトソックスはクリス・ゲッツGM補佐がGMに昇格することを発表した。今季ここまで53勝81敗と低迷しているホワイトソックスは、日本時間8月23日にケン・ウィリアムス上級副社長とリック・ハーンGMの解任を発表。新GM探しに着手していた。ゲッツはGMと上級副社長を兼任することが発表されており、ウィリアムスとハーンが担っていた役割を引き継ぎ、1人でフロントオフィスのリーダーを担う見込みとなっている。

ゲッツは日本時間8月31日に40歳の誕生日を迎えたばかり。もともとは2005年ドラフト4巡目指名でホワイトソックスに入団した二塁手であり、現役時代はホワイトソックス、ロイヤルズ、ブルージェイズの3球団でメジャー7シーズンのキャリアを過ごし、通算459試合に出場して352安打、打率.250、3本塁打、111打点、89盗塁、OPS.616を記録した。現役引退後、ロイヤルズでフロント入りしたが、2016年10月にホワイトソックスのフロントに加入。選手育成部長としての手腕が高く評価され、2021年1月からはハーンのもとでGM補佐を務めていた。

ホワイトソックスのジェリー・ラインズドーフ・オーナーは「クリスはGMという役割で、豊富な知識と経験をチームにもたらしてくれるだろう。最も重要なのは、彼がメジャーとマイナーの選手に精通しており、スタッフのことにも詳しく、我々のチームのあらゆる側面を知っているということだ」とコメント。「クリスはこの7年間、私に大きな感銘を与えてくれた。彼のリーダーシップは我々のチームを正しい方向に導いてくれるはずだ」と期待を寄せた。

2020年から球団史上初の2年連続プレーオフ進出を果たしたホワイトソックスだが、昨季は81勝81敗に終わり、今季からペドロ・グリフォル新監督が就任。ここまでは非常に苦しい戦いとなっているが、3年契約を結んでいるグリフォル監督は来季も引き続き指揮を執る見込みとなっている。ホワイトソックスはゲッツGMとグリフォル監督の体制でチームの立て直しを目指す。

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