映画やドラマの原作本を紹介する企画展示「シネマ図書館ドラマ図書館」が、茨城県日立市幸町の市立記念図書館で開かれている。話題作や同市が舞台になった映像化作品の原作本約400冊が特設コーナーに並ぶ。24日まで。
同企画展示は、映像化作品と原作の違いを楽しんでもらおうと、2020年に始まった。企画を担当した同館の宇留野里香さん(56)によると、年10回以上行う企画展示の中で最も貸出冊数が多い。
特設コーナーには、サスペンスから恋愛まで、映像化された原作が集集められている。日立の大煙突を巡る直木賞作家・新田次郎の小説「ある町の高い煙突」や、同市宮田町の市かみね動物園で撮影の一部が行われた実写版「魔女の宅急便」の原作など地元ゆかりの作品も展示されている。
宇留野さんは「活字が苦手な方でも手に取りやすい。子どもから大人まで楽しめるので、お気に入りの一冊を見つけて」と来館を呼びかけた。