米最高裁判事、接待「認める」 プライベート機や食事

米最高裁のクラレンス・トーマス判事(AP=共同)

 【ワシントン共同】米共和党の大口献金者らから豪華接待を受けていたと報じられた最高裁のトーマス判事が、2022年の移動や旅行でプライベート機や食事の費用を負担してもらっていたことが8月31日、明らかになった。公開された財務報告に記載されており、接待を認めたことになる。

 最高裁のアリート判事の財務報告も公開され、22年にイタリア・ローマで会合に出席した際の旅費について、保守系団体が負担していた。最高裁判事の行動規範の策定を求める声が高まりそうだ。いずれも金額は記載されていない。

 トーマス氏の弁護士は声明で「道徳規範を故意に逸脱したものではない」として問題性はないとの見方を示した。

© 一般社団法人共同通信社