電動キックボードの取り締まり基準学ぶ 茨城県警が講習会

違反者役に停止を求める警察官=茨城町上石崎の県警察学校

一定の要件を満たす電動キックボードが7月から原則として車道走行になり、茨城県警は31日、茨城町上石崎の県警察学校で、電動キックボード取り締まり講習会を開いた。各署の交通課員ら40人が参加し、性能や取り締まりの基準を学んだ。

講習会には、電動キックボードのメーカーが協力。参加者は担当者から車両性能や操作方法の説明を受け、実際に運転も体験した。

その後、2人乗りや16歳以下が運転していた場合など、違反を想定した取り締まり訓練を実施。参加者は違反者役に停止を求め、ナンバープレートや年齢などを確認し、違反に該当するかどうかや反則金の有無などを判断した。

県警交通指導課によると、県内では7月以降、電動キックボードの事故や違反は確認されていない。

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