10月開催の京都三大祭「時代祭」、有料席7400枚を販売

約2000人の市民が市内を練り歩く「歴史絵巻行列」が見どころの、京都三大祭のひとつ『時代祭』が10月22日に開催。その「有料観覧席」のチケットが9月5日に販売される。

京都の三大祭のひとつ『時代祭』での行列風景。写真は「織田公上洛列」

平安遷都1100年を記念し、1895年から始まった「平安神宮」(京都市左京区)の大祭。京都の秋の風物詩として親しまれ、国内外から多くの観光客でにぎわう。

この『時代祭』では、桂小五郎や西郷隆盛、織田信長といった歴史上の人物に扮した参加者が馬や牛車に乗って登場、「京都御所」(京都市上京区)から「平安神宮」の道のりを約2時間かけて巡る。また、清少納言や紫式部などの女性たちは豪華絢爛な着物に身を包んでおり、その時代に思いを馳せることができそうだ。

■ 行列をゆっくり堪能、「有料観覧席」は9月5日販売スタート

京都市観光協会では、約7400枚の「有料観覧席」(個人4400枚、法人3000枚)を9月5日・朝10時よりオンラインなどで販売。設置されるのは、「京都御苑」に約4500席、「御池通」に約1500席、「平安神宮通」に約1400席で、販売状況に応じて増減する場合もあるという。

価格は、最前列が4500円、2列目以降が3500円。また、「平安神宮道」に設置される「まなび席」(専属講師によるイヤホン解説付き)は、最前列が8000円、2列目以降が7000円。全席指定で、すべてにパンフレットと観覧記念符がセットになっている。

観覧席では、日傘・雨傘・三脚の使用禁止。また牛車が暴走するなどの危険があるため、フラッシュ撮影やペットを連れての入場は禁止となっている。雨天の場合は、翌日23日に延期 (当日の早朝に判断)。観覧席券はそのまま利用可能で、払い戻しはできない。また、売り上げの一部は、祭の保存・継承に活用されるという。詳細は公式サイトにて。

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