コンゴで反PKOデモが暴徒化 40人超死亡、軍が鎮圧

 【ナイロビ共同】コンゴ東部の都市ゴマで8月30日、国連平和維持活動(PKO)の国連コンゴ安定化派遣団(MONUSCO)などへの抗議デモ参加者が暴徒化し、軍の鎮圧で40人超が死亡した。ロイター通信が1日までに伝えた。

 現地の診療所には刺し傷や銃創のある多数の人々が運び込まれた。コンゴ政府によると軍が当時の状況を調べている。

 コンゴ東部では豊富な鉱物資源を目当てに武装勢力が乱立し、住民を襲撃する事件が頻発。治安を改善できていないとしてMONUSCOに批判の矛先が向かっている。

 昨年7月にもゴマなど2都市でMONUSCOに抗議する住民が暴徒化し、PKO隊員を含む計15人が死亡した。

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