大阪モノレール、来春からクレカのタッチ決済で乗車が可能に

「大阪モノレール」(本社:大阪府吹田市)は8月31日、2024年春より全駅でクレジットカードなどのタッチ決済による乗車を開始すると発表した。

大阪モノレール

日本のモノレールでもっとも長い総延長28kmを18駅を結ぶ「大阪モノレール」は、大阪都心部から放射状に形成された鉄道網と接続する移動手段として1日に約13万人が利用。また、大阪空港駅は大阪国際(伊丹)空港に直結しており、関西の空の玄関口としても重宝されている。

今回、「三井住友カード」が手掛ける公共交通機関向けソリューション「stera transit(ステラトランジット)」を活用し、来たる2025年の『大阪・関西万博』による国内外からの来訪者増加を見据えた環境整備の一環としてタッチ決済の導入が決まった。

乗車時は、手持ちのタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォンなどを、改札に新たに設置される専用リーダにタッチするだけ。そのまま改札を通過し乗車することができる。

大阪モノレール全駅が対象

対象の決済ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯となり、Mastercardは順次追加予定。専用サイトに会員登録すれば履歴の確認も可能だという。

同社は、「国内外の観光客やこれまで現金で切符を購入されていた沿線のお客さまにおいても、よりスムーズで快適にご乗車いただけることを期待しています」とコメント。具体的な開始時期については改めて発表される。

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