ブリュワーズがドナルドソンとマイナー契約 プレーオフ出場可能に

日本時間9月1日、ナ・リーグ中地区の首位に立つブリュワーズはジョシュ・ドナルドソンとマイナー契約を結んだことを発表した。現在37歳のドナルドソンは2015年にア・リーグMVPを受賞したこともある元スーパースターだが、近年は故障や不振が続き、日本時間8月30日にヤンキースから解雇されていた。現地時間の8月中にブリュワーズの球団組織に加わったため、ブリュワーズが地区優勝またはワイルドカードでプレーオフ進出を果たした場合、ドナルドソンにはプレーオフ出場資格がある。

今季のドナルドソンは34試合の出場で打率.142、10本塁打、15打点、OPS.659という成績。開幕直後に右ハムストリングを痛めて2ヶ月近く戦列を離れ、後半戦開始直後に今度は右ふくらはぎを痛め、現在に至るまで戦列復帰を果たすことができていない。60日間の故障者リストに登録されており、戦列復帰できるのは最短でも日本時間9月16日。まずはマイナーAAA級ナッシュビルに合流してプレーし、そこで結果を残すことができれば、9月後半以降にメジャーへ昇格することになりそうだ。

今季のブリュワーズは6人の選手が三塁でスタメン出場しているが、ブライアン・アンダーソンの49試合が最多とレギュラーを固定することができていない。アンダーソンが打率.224と不振なこともあり、後半戦からは新人アンドリュー・モナステリオがメインで起用されているが、デビューからの37試合はOPS.807と好調だったものの、それ以降の28試合は打率.206、OPS.561と調子を落としている。ドナルドソンが健康体でかつての打棒を取り戻せば、大きなグレードアップとなるのは間違いない。

ブリュワーズは現在、2位カブスに3ゲーム差、3位レッズに6ゲーム差をつけて地区首位。昨季は5年ぶりにプレーオフ進出を逃したが、今季は2年ぶりの地区優勝とプレーオフ進出に向けて、好位置につけている。

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