来年はどうなる? 「ゴッホのヒマワリ」大輪咲かす 閉館予定の棟方志功記念館(青森市)

今年も花を咲かせる「ゴッホのヒマワリ」=棟方志功記念館

 青森市の棟方志功記念館敷地内で栽培されている「ゴッホのヒマワリ」が今年も花を咲かせ、来館者の目を楽しませている。

 山形県から訪れた伊藤美知さん(51)は、棟方憧れのゴッホが暮らしたフランス・アルルの種から大事に育てられていることを説明板で知り、「世界のムナカタにふさわしいエピソード。花が咲いているのを見られて良かった」と感心した様子だった。

 気になるのが、来年3月末に予定される記念館閉館後のヒマワリの行方。2005年に栽培を始めてから毎年手塩にかけて育てている小野次郎館長は「どうなるかは未定だが、たくさんの思いが詰まったヒマワリ。何とかして花を咲かせ続けたい」

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