国民会議とJERCOが連携政策協定、「ひと部屋断熱」2023年度から補助金確保実現=ZEHレベルの断熱性能に

これまでわが国で断熱改修が行われる場合、室温を一定に保つ全体改修が主流だった。「部分断熱」では温度差が生まれ、ヒートショックの原因となるからだ。

しかし全体改修ではコストがかかるため、健康省エネ住宅を推進する国民会議(国民会議)の上原裕之理事長は、「すべての国民が改修可能な、ひと部屋から使用できる補助金の確保」を国土交通省に依頼し、2023年度から実現している。

国民会議はこのほど日本住宅リフォーム産業協会(JERCO、盛静男会長)と連携政策協定を結び、今後はJERCOの会員会社がひと部屋をZEHレベルでの改修施工を担う予定だ。

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