お盆を過ぎると本県では秋の気配が感じられるが、今年は猛暑日が続き、山形市本町2丁目の製氷会社マルコ製氷(斎藤勝代表理事)では、飲食店などから真夏のピークと変わらない量の氷の注文が入っている。
新型コロナウイルス禍の影響で昨夏までは多くのイベントが中止になり、注文が少なかった。今年は祭りや学校祭が開かれ、注文量はコロナ禍前と同等に戻ったという。出荷量は4トン前後。納入するのは飲食店やホテル、催しなどで、かき氷の需要も多いという。
同社は4日かけて製氷機でじっくり凍らせ透明度の高い氷を作る。種類は氷柱から砕いた氷、さらに細かくしたものなどさまざま。「涼しくて気持ちいいかと思われるが、次々と入る注文に追われて大変」と同社従業員。暑さと共に忙しい期間は続きそうだ。