愛媛県松山市内のとんかつ店とホテルを巡るコロナ助成金の不正受給事件で、詐欺などの罪で起訴された鳥取県議の平井伸治被告が31日、議員を辞職しました。
平井伸治被告は、松山市のとんかつ店「清まる」を経営していた水野清子被告らと共謀し、新型コロナの影響で従業員に休業手当を出したように装い、国の助成金1189万円余りをだまし取るなどして、詐欺などの罪に問われています。
さらに、同様の手口で松山市内のホテル運営会社がだまし取った助成金1675万円余りについても、詐欺の罪で起訴されています。
鳥取県議会の事務局によりますと「一身上の都合」を理由とする平井被告からの辞職願が31日、郵送で議会に届き、議長が許可する形で辞職となりました。
平井被告らの裁判は、松山地裁で1日午後、初公判が行われます。