上昇気流つかみ飛行 尾神岳パラグライダースチューデントカップ 全国の学生13人出場 吉川区

尾神岳の山頂近くにある離陸地点からテイクオフ。右奥に霊峰・米山が見える

「尾神岳パラグライダースチューデントカップ2023」が1日までの3日間、吉川区・尾神岳スカイスポーツエリアで開かれている。尾神岳スカイスポーツ大会実行委員会主催。

大学生のクラス別パラグライダー大会。山形県から兵庫県まで全国7大学13人、うち東京工業大から最多6人が出場している。大会はコロナ禍の中断を挟み4年ぶり。

初日の8月30日は開会式に続き午前10時から競技が行われ、尾神岳(標高757メートル)の上部にある離陸地点(同約650メートル)から選手たちが飛び立った。

競技は3クラスあり、一番上のクラスは衛星利用測位システム(GPS)で座標を取り、指定された場所を順に回り、早さを競う。

佐藤研斗競技委員長(31、nasaインストラクター)によると、同日午前中は風が良く、高度1200メートルまで上がる機体もあったが、午後は雲が出て、風速が落ち上昇気流も弱まった。尾神岳のエリアは海風が強めに入り、山肌に当たり吹き上がるため、初心者でも飛びやすいという。

最終日1日の競技は午前10時から午後3時まで。天候によって時間が変更になる場合も。離陸地点付近まで車で上がり、機体のテイクオフを間近で観覧することができる。問い合わせは実行委員会事務局、吉川区総合事務所教育・文化グループ内(電025・548・2311)へ。

眼下に上越の大地や日本海を見下ろしながら飛行

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