第1回KOJIMA映画祭を企画 ~ 桑田浩一監督の新たな挑戦「児島を映画の街にしたい」

児島在住の映画監督 桑田浩一くわた こういちさんを中心に、第1回KOJIMA映画祭が令和5年12月に開催されることが発表されました。

桑田監督の本業は美容師にもかかわらず、休日である月曜日を利用しこれまで(令和5年9月現在)4作の映画を制作。

桑田監督の次の試みが、映画制作の経験をもとに「児島を映画の街にしたい」、全世界から作品を募集し上映する「KOJIMA映画祭」です。

第1回の募集のテーマは、「地元愛が感じられるご当地映画」と「特撮映画」。

令和5年4月から作品を募集し、応募された101作品から6作品が選考されました。

令和5年12月17日に開催される「第1回KOJIMA映画祭」について紹介します。

第1回KOJIMA映画祭とは

KOJIMA映画祭は、令和5年12月の開催に向け始動しています。

詳細については、KOJIMA映画祭の公式ホームページで、随時公開されているため覗いてみてください。

桑田監督の映画制作から始まる「うねり」は続きます。

「KOJIMA映画祭」の開催に向けた桑田監督の言葉を紹介します。

私は大胆にも「児島を映画の街にしたい」 です。

その為の第一歩として児島映画祭を開催します。

「人口減の続く児島を元気にし活気溢れる町に戻したい」

「100 年後の児島の人たちに映像を残したい」

「子どもたちに児島の歴史を伝承したい」

「ふるさとの大切さを伝えたい」等々の思いで、児島を舞台にした映画

2018年「かみいさん!」

2020年「ももの姫伝説 Shimotsui」

2021年「石だん」

2022年「ちゃりへん♪」と毎年のように撮り続けてきました。

拙作の作品を観て児島に来て欲しい。

児島を全国区の映画のロケ地にして欲しい。

その映画を観た人がこの町に観光に来て欲しい。

それで児島が活性化して欲しい。

道のりは厳しいです

でも

それが私の夢です。

今回、児島映画祭のテーマは二つあります。

まず一つ目「ご当地作品」

日本全国には地元を舞台にした作品を撮ってる方が沢山いると思います。

その方たちが「どのように地元を感じて作品を撮ってるか」知りたいですし、その作品を観たいです。

できれば製作者さんたちと親睦を深めたいです。

もう一つのテーマの「特撮」です。

私の作品には、特撮(全国区)の俳優さんに出演をしていただきました。

そのお陰で私も特撮作品に魅せられ

2作目ももの姫伝説Shimotsuiでは無謀にも特撮にチャレンジしました。

今の特撮映画はCG作品がほとんどですが手作りのミニチュア特撮には職人の技があります。
例えばワイヤーが見えようが着ぐるみだろうがその技に夢があるんです。

こんな話をしたらきりがありません。

私の児島への愛 児島を舞台にした映画製作の熱い思いは冷める事はありません。

KOJIMA映画祭には児島の未来がかかっているんです。

▼桑田監督とデスカッパ(本物)

画像提供:桑田監督(Facebookより)

おおよそのタイムスケジュール

発表されているおおよそのタイムスケジュールは以下のとおり。

司会は、淵本恭子(ふちもと きょうこ)さんです。

タイムスケジュール

  • 午前10時:受付
  • 午前10時30分:映画祭オープニング
  • 午前10時45分:特別上映「デスカッパ」 監督 原口智生(はらだ ともお)
  • 午後12時10分:デスカッパトークショー 登壇者 監督 原口智生、女優 桜井浩子(さくらい ひろこ)
  • 午後12時40分:招待作品「電人刑事(でんじんでか)」 監督 植田尚(うえだ ひさし)
  • 午後1時30分:ノミネート作品上映開始(6作品)
  • 午後6時:表彰式
  • 午後7時:閉会

上映作品(6作品)が決定(令和5年8月6日)

第1回KOJIMA映画祭での作品募集テーマは、下記の2部門とし全世界から作品を募集。

応募総数101作品のなかから、ご当地部門は5作品、特撮部門は1作品、計6作品が選考されました。

第1回KOJIMA映画祭での作品募集テーマ

・部門1:地元愛が感じられる ご当地映画

・部門2:特撮映画

選考された6作品の詳細について知りたいかたは、KOJIMA映画祭のホームページを確認してみてください。

ポスター撮影に潜入(令和5年7月31日)

令和5年7月31日に、第1回KOJIMA映画祭のためのポスター撮影があると案内してもらいました。

どんな感じなのか気になったので、ポスター撮影のようすを紹介します。

桑田監督によるイラスト(下図)をもとにポスター撮影が始まります。

現在、ポスター作製中のため、完成し次第公開予定です

画像提供:KOJIMA映画祭(ホームページより)

ポスター撮影の配役は次のとおり

  • 撮影監督:Gパンだ(児島を代表するゆるキャラ)
  • キャストA:デスカッパ(本物) ポスター撮影では悪役?
  • キャストB:コジマー イラストでは前列右の女性。撮影時には変身した男性になりました。「コジマー」の中の人は誰なのでしょう?気になりますね。
  • スクリプター:淵本恭子(ふちもと きょうこ)さん
  • 助監督:福井柑奈(ふくい かんな)さん
  • 録音技師:須田さくら(すだ さくら)さん
  • 監督:與曽井美希(よそい みき)さん

ポスター撮影は、桑田映画には欠かせない片山千永子(かたやま ちえこ)さんが担当します。

▼Gパンだの入場ではコジマーが手をたずさえ、淵本さんが心配そうに誘導しています。前が見えにくいため、少し歩くだけでも大変です。

▼何度も撮影し、画角や明るさなどの調整を繰り返します。

コジマーによる熱い演技指導も必見。

▼児島を代表する桑田監督Gパンだ、そしてこれからの児島を盛り上げるデスカッパの3ショット。

▼ポスター前の準備風景を思わず撮影。コジマーの準備を桑田監督がお手伝い

こうして、「正義のヒーロー コジマー」が変身していくのですね。

コジマーの変身アイテム

コジマーの正体である大滝明利(おおたき あきとし)さんの手作りとのこと。

壊れないように新幹線で大滝さん自らが運ばれたそうです。

低予算(2,000円)で作成されたとは思えないほどのクオリティの高さに驚きです。

キャストのかたがたへのインタビュー

ポスター撮影に参加した4名のキャストのかたがたに、ポスター撮影について、インタビューしました。

淵本恭子(敬称略)──

今日は、本格的なポスター撮影ということもあり、楽しく参加させてもらいました。

12月に開催される第1回のKOJIMA映画祭にむけて、どんな映画に出会えるのか楽しみです。

淵本恭子さん

福井柑奈(敬称略)──

児島で素晴らしい映画祭が開催されるということ、映画で共演したことのあるメンバーで撮影できてうれしかったです。

また、デスカッパの本物を初めて見ましたが、迫力が全然違います。

ちょっと怖いぐらいですね。

ポスターがいろいろなところに貼られ、児島が盛り上がるのも楽しみです。

福井柑奈さん

須田さくら(敬称略)──

今日は、桑田監督に第1回KOJIMA映画祭のポスター撮影に呼んでもらいうれしく、映画祭の開催が楽しみです。

映画祭では、オープニングでダンスを披露するため、楽しみにしていてください。

須田さくらさん

與曽井美希(敬称略)──

今日は、映画監督の役でした。

初めて、ひげを接着剤でつけた撮影だったため、かゆかったです。

当日は映画のプレゼンテーターとして頑張ります!

與曽井美希さん

第1回KOJIMA映画祭の申し込み方法

映画祭の入場券の申し込みは、令和5年8月4日に特別協賛のかたから募集が始まり、令和5年10月1日以降に一般販売が始まります。

協賛者のかたは、パンフレット記名のため印刷の都合上、特別協賛は9月30日までの受付とのこと。また、特製のオリジナルパス付です。

協賛者の申し込み内容はこちら。

興味のあるかたは、公式ホームページを確認してください。

一般販売の申し込み内容はこちら。

一般販売の前売りは令和5年10月1日に開始。座席エリアが指定されています。

おわりに

倉敷市児島地域で令和5年12月17日に開催される「第1回KOJIMA映画祭」について紹介しました。

当日は、「デスカッパ」と「電人刑事」の上映。

デスカッパトークショー(登壇者:監督 原口智生、女優 桜井浩子)や、ノミネートされた6作品の上映会など盛りだくさんの1日です。

特撮部門の1作品も当然のことながら、地元愛が感じられるご当地映画としての5作品も楽しみ。

それぞれの地域にある素敵な景色、人を観られると想像するだけでもわくわくします。

児島地域で開催される映画祭。

ぜひ第1部から第2部まで参加し、一緒に祭りを盛り上げてみませんか。

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