2021年7月、28人が死亡した熱海市の土石流災害で、立ち入り禁止となっていた「警戒区域」が9月1日午前9時に解除されました。
土石流災害をめぐっては、起点部分の盛り土に不安定な土砂が残っていた為、被災地は「警戒区域」として立ち入り禁止となっていました。
2022年始まった、静岡県の行政代執行による土砂の撤去工事が完了したことなどから、熱海市は9月1日「警戒区域」を解除しました。
午前9時にバリケードが撤去されると、避難生活を送っていた住民たちが自宅へと戻っていきました。
8月末時点で100世帯の方が避難生活を続けていますが、9月中に家に戻る意向を示しているのは7世帯13人にとどまっています。
熱海市は、解除後も、ライフラインなどの復旧作業が続くため、住民以外はむやみに立ち入らないよう呼び掛けています。