今夏のマーケットで大きな存在感を示しているサウジアラビア。数多くのスター選手を引き入れ、世界で最も大きな注目を集めるリーグの一つとなっている。
ただ、その中にはフリートランスファーで獲得したカリム・ベンゼマやクリスティアーノ・ロナウドのような選手もいれば、移籍金を支払って獲得した選手も。
今回は『footballtransfers』から「サウジアラビアリーグが行った取引で最も高額な選手TOP10」をご紹介する。
10位:サディオ・マネ
移籍元:バイエルン・ミュンヘン
移籍先:アル・ナスル
移籍金:3000万ユーロ(およそ47.54億円)
リヴァプールからバイエルン・ミュンヘンに移籍したレジェンドは、わずか1年でドイツ・ブンデスリーガでのキャリアを諦め、サウジアラビアのアル・ナスルへと移籍することを決断した。
移籍金についてはおよそ3000万ユーロ(およそ48億円)、そして給与については3400万ユーロ(およそ54億円)となっている。
9位:リヤド・マフレズ
移籍元:マンチェスター・シティ
移籍先:アル・アハリ
移籍金:3500万ユーロ(およそ55.46億円)
レスター・シティで岡崎慎司やジェイミー・ヴァーディとともにプレミアリーグを制覇したマフレズ。マンチェスター・シティでも数多くのタイトルを獲得し、ジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を獲得したが、ホーラン加入により影は薄くなっていた。
そして新たな挑戦の時が来たと考えた彼は今夏アル・アハリへと移籍。移籍金は3500万ユーロ、そして給与はおよそ3900万ユーロ(約62億円)であると伝えられている。
8位:ガブリ・ベイガ
移籍元:セルタ・デ・ビーゴ
移籍先:アル・アハリ
移籍金:4000万ユーロ(およそ63.39億円)
今夏サウジアラビアに移籍した選手の中で最も驚きだったのが彼だ。セルタ・デ・ビーゴで才能を開花させたばかりの天才アタッカーが、21歳という若さでアル・アハリへと加入した。
移籍金は4000万ユーロに達し、給与についてはセルタ・デ・ビーゴで受け取っていた50万ユーロの25倍にあたる1250万ユーロ(およそ20億円)であるそう。
7位:セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ
移籍元:ラツィオ
移籍先:アル・ヒラル
移籍金:4200万ユーロ(およそ66.56億円)
マンチェスター・ユナイテッドとの関係が強いと噂されてきたミリンコヴィッチ=サヴィッチは、ラツィオで8シーズンを過ごした後にクラブを去ったが、大方の予想を外してサウジアラビアへと渡った。
移籍金は4200万ユーロとなり、給与については2000万ユーロ(およそ32億円)の3年契約となっている。
6位:ファビーニョ
移籍元:リヴァプール
移籍先:アル・イティハド
移籍金:4670万ユーロ(およそ74.01億円)
遠藤航のリヴァプール移籍を呼んだとも言えるファビーニョの退団。ジョーダン・へンダーソンを失ってからすぐ、アル・イティハドから4670万ユーロもの移籍金を提示されたことによって取引を行わざるを得なくなった。
給料についてもおよそ3640万ポンド(およそ67.24億円)だと伝えられており、ファビーニョ自身にとっても受け入れるほかない条件だったようだ。
5位:アレクサンダル・ミトロヴィッチ
移籍元:フラム
移籍先:アル・ヒラル
移籍金:5250万ユーロ(およそ83.2億円)
セルビア出身のリアルストライカーは、世界トップレベルのクラブでの実績がないにもかかわらず世界最高クラスの移籍金でサウジアラビアへと渡ることになった。
ただそれに比べると給料については比較的抑えられており、年間2100万ユーロ(およそ33.3億円)ほどであるという。
4位:ルーベン・ネヴェス
移籍元:ウォルヴァーハンプトン
移籍先:アル・ヒラル
移籍金:5500万ユーロ(およそ87.16億円)
かつてFCポルトで神童と呼ばれた早熟の天才ボランチ。ウォルヴァーハンプトンで長く中心選手となり、イングランド・プレミアリーグでも屈指の選手となったが、26歳でサウジアラビアへ渡ることに。
移籍金は5500万ユーロと当時のサウジアラビア最高額となったが、もはやそれが4位に…。給料は年1560万ポンド(およそ28億円)程度であるとか。
3位:マウコン
移籍元:ゼニト・サンクトペテルブルク
移籍先:アル・ヒラル
移籍金:6000万ユーロ(およそ95.08億円)
ボルドーからローマに移籍する寸前にドタキャンしてバルセロナに移籍し、スペインで大失敗して1年でロシアに渡った…というエピソードで知られるマウコン。ただロシアで数年を経て復活した彼は6000万ユーロでサウジアラビアに引き抜かれることに。
これもルーベン・ネヴェスと同じく当時のサウジアラビアリーグ最高額であったが、それがもう2位タイになっている。給与は年1800万ユーロ(およそ29億円)。
2位:オターヴィオ
移籍元:ポルト
移籍先:アル・ナスル
移籍金:6000万ユーロ(およそ95.08億円)
ポルトで7シーズンを過ごしてきたオターヴィオは、8月下旬になってサウジアラビアへの移籍が決定。ポルトでのこの4シーズンで毎回2桁アシストを決めてきた天才は、クリスティアーノ・ロナウドとコンビを組むことに。
移籍金はマウコンに並ぶ6000万ユーロで、給与は年1400万ユーロ(およそ22億円)となっている。
1位:ネイマール
移籍元:パリ・サンジェルマン
移籍先:アル・ヒラル
移籍金:9000万ユーロ(およそ142.62億円)
そしてサウジアラビアの歴史上最も高額な移籍金を記録することになったのがネイマール。マウコンの記録をあっさりと塗替えた。パリ・サンジェルマンで怪我に苦しむキャリアを過ごし、30代はサウジアラビアでプレーすることを決めた。
給与についてもかなり破格なものとなっており、伝えられるところによれば1年で1億3800万ポンド(およそ254.93億円)であるという。