焼き肉店で食中毒 「O157」を検出 13歳~73歳の男女10人が下痢や発熱の症状 三重・津市

8月12日に三重県津市の焼肉店で食事をした客10人が、下痢や発熱など食中毒の症状を訴えました。県の保健所は1日付けでこの店に対して、当面の間、営業禁止とする行政処分を行いました。

食中毒が発生したのは津市羽所町の「食道園」です。三重県によりますと8月12日にこの店で食事をした客24人のうち、13歳から73歳の男女10人が下痢や発熱などの症状を訴えました。症状が出た10人のうち3人は入院しましたが、いずれも命に別状はなく、既に症状は回復しているということです。

8月21日から28日にかけて医療機関から、受診した患者から「腸管出血性大腸菌O157」が検出されたと保健所に届出がありました。保健所が調べたところ、店を利用した複数の客や調理スタッフから「腸管出血性大腸菌O157」が検出され、この店で食中毒が発生したと断定しました。

三重県は1日付けでこの店に対して再発防止措置が講じられるまでの当面の間、営業禁止とする行政処分を行いました。

客が口にしたのはロース肉やキムチの盛り合わせなどですが、食中毒の原因は分かっていないということです。

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