北朝鮮、日本は「千年の宿敵」 労働党機関紙、朝鮮人虐殺を非難

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は1日、関東大震災直後の朝鮮人虐殺を非難する長文の記事を掲載し「わが人民は日本帝国主義に踏みにじられた受難の過去を決して忘れず、千年の宿敵である日本と決着をつけるしかない」と呼びかけた。

 北朝鮮は日本との緊張が高まった時に「千年の宿敵」と呼んできた。北朝鮮は5月に、日本が態度を変えることを前提に「会えないことはない」と表明し対話を否定しない姿勢を見せたが、最高の権威を持ち国内の住民が読む同紙がこの言葉を使ったことで、当局が敵対的な対日世論を高めていることがうかがえる。

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